さつまいもとリンゴの甘煮ってどんな料理??
さつまいもとりんごのコンポートを作りました。 レーズンの酸味がアクセントになります。
デザートとしても、おかずとしても良いです。 多めに作って冷凍保存も出来ます。
さつまいもの歴史について
さつまいもは、江戸時代に中国から琉球(現在の沖縄県)に伝わり、その後薩摩(現在の鹿児島県)に伝わり、日本全国に普及しました。そのため、「薩摩から来た芋」ということで、「satsuma imo」と呼ばれるようになりました。
薩摩の土地は乾燥や台風被害が多く、稲作には不向きな土地でした。 米作りの代わりにさつまいもの栽培が盛んになりました。
1870年の大飢饉の際、さつまいもの生産を奨励していた薩摩では餓死者はほとんど出なかった。 そこで、『暴れん坊将軍』のモデルとなった8代将軍・徳川吉宗は、全国にサツマイモの栽培を命じることになったのです。
余談ですが、当時の薩摩では都では禁じられていた肉も食べていたそうで、 その影響か薩摩には当時の日本人としては比較的大柄な人が多かったようです。 西郷隆盛や大久保利通の身長は180cmほどだったと言われています。
食生活の欧米化で徐々に体格が大きくなっていると思っていましたが、食の影響は意外と即効性があるものだと感心しました。 栄養士として、これは興味深い話です。
MEMO
さつまいもの成分である食物繊維とヤラピンの相乗効果で便秘の改善が期待できます。 イモ類やカボチャには炭水化物が多く含まれています。 これらの食品に含まれるビタミンCは、加熱しても損失が少ないのが特徴です。
それに加えて皮の紫色には抗酸化作用の高いアントシアニンが含まれています。 このように、さつまいもにはさまざまな効果が期待されています。
材料(10人分)
- さつま芋(紅はるか) 600g
- リンゴ 300g
- レーズン 50g
- レモン果汁 5g
- 砂糖 60g
さつまいもとリンゴの甘煮の作り方(*ˊᵕˋ)♡‧₊
➀さつまいもは一口大に切り、水に5分ほどさらす。
※あく抜きすることでさつまいもの変色を防ぐことができます。またさつまいもの皮にはアントシアニンやカルシウム、食物繊維が豊富です。効能を最大限に活かすため、皮は剥かずに使用します。使用前には丁寧に洗って下さい。
②リンゴは皮をむき、一口大に切ります。 リンゴの皮は変色しやすく、食感が悪いので取り除きます。
③さつまいもとリンゴが浸るくらいの水を入れて中火で煮ます。
④さつまいもが食べられるくらい柔らかくなったら、レーズン、砂糖、レモン汁を加えて煮ます。
⑤水分がほとんどなくなったら完成です。
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