りゅうきゅう丼ってどんな料理?
寿司飯にりゅうきゅうを乗せた料理です。(寿司飯の代わりに普通の米を使うこともあります。)
りゅうきゅうは大分県の有名な郷土料理の一つで、生の魚を醤油と生姜で作ったタレに漬け込んだ料理です。大分県内の居酒屋ならどこでも食べられます。
他県にも似たような料理がありますが、ほとんどは「漬け」と呼ばれ、りゅうきゅうは大分県独自の呼び名です。ちなみにりゅうきゅうは沖縄の別名でもあります。この料理と沖縄の関係はよくわかっていません。
瀬戸内海に面した大分県は、多種多様な魚介類が獲れます。漁師が余った魚を美味しく保存するために考案したのが、この料理の始まりです。
刺身は買ったその日に食べるのがベストですが、塩分の多い醤油に漬け込むことで、2日ほど日持ちします。
わたしはりゅうきゅうのタレにはみりんで少し甘みを足し、香りのよいネギとすりごまを混ぜます。魚の臭みを消すためにニンニクや酒を使う人もいます。
美味しく作るコツは刺身醤油を使うこと。
大分県がある九州のさしみ醤油は甘みが強いです。普通の醤油は大豆と塩でできていますが、さしみ醤油には砂糖が入っています。
九州以外の県の人はさしみ醤油の独特の風味に驚き、ハマる人が多いです。
刺身醤油の中でも最も有名なのがカトレア醤油です。ぜひウェブサイトをご覧ください。
材料(4人分)
- 刺身
- ブリ(200g)
- 鯛(150g)
- タレ
- 刺身醤油(50g)
- みりん(50g)
- すりおろし生姜(3g)
- すりごま(5g)
- すし酢
- 米(320g)(ご飯約650~700gに相当)
- 酢(45g)
- 砂糖(18g)
- 塩(4g)
- トッピング
- ワサビ(お好みで)
- ネギ(20g)
- 煎りごま(5g)
- カボス(1/2個)
寿司飯に使用する酢は穀物酢です。 市販の寿司酢もご使用いただけます。
カボスは大分県特産の柑橘類です。詳しくはカボスうどんの記事をご覧ください。
りゅうきゅう丼の作り方
- 刺身醤油、みりん、おろし生姜、すりごまを混ぜ合わせます。
- ブリと鯛の刺身を数時間漬け込みます。
- 酢、砂糖、塩を耐熱容器に入れ、電子レンジで20秒加熱します。(できあがったソースを寿司酢といいます。)
- 米を洗って炊飯器で炊きます。このとき、干し昆布があればそれも入れ、炊き上がったら取り出します。
- 温かい炊きたてのご飯に寿司酢を混ぜます。
- りゅうきゅうを寿司飯の上に乗せます。
- ワサビ、ネギ、炒りごまをトッピングします。
- カボスがあれば、上に絞ります。
コメント