ヤムニョムチキンとは?
韓国風フライドチキンとして知られる「ヤンニョムチキン(=양념치킨)」。 鶏の唐揚げにコチュジャン、ニンニク、砂糖などを合わせたタレを絡めた料理です。
양념(ヤンニョム)とは「味付け」という意味。 ヤンニョムとは、さまざまな香辛料から作られる調味料の総称です。
ちなみに양념(ヤンニョム)は漢字で書くと「薬念」となります。 「薬念」という名前には、食は薬となる、薬と食は同じであるという医食同源の考えが込められています。
朝鮮半島の食事は、五味(辛、甘味、酸味、塩、苦)と五色(青、赤、黄、白、黒)の調和を大切にしています。 この五味五色を形づくるのが「薬念」で、五味五色が多様に組み合わさることで深い味わいが生まれます。
韓国の人々は、食を通じて健康を維持する知恵を育んできましたのですね。
料理によって使用されるヤンニョムの種類は異なりますが、ヤンニョムチキンはコチュジャン、ニンニク、砂糖などで作った甘辛いタレで味付けされることが多いです。
コチュジャンは朝鮮半島発祥の辛くて甘い味噌です。 米やもち米を麹で糖化し、唐辛子を加えて熟成させた発酵調味料です。 サムギョプサルのソースやビビンバのトッピングには欠かせません。
日本でも専門店が出来るほど人気のヤムニョムチキンをぜひご家庭でも試してみてくださいね。
材料(3人分)
- 鶏もも肉 440g
- 塩 3g
- コショウ 適量
- おろしにんにく 5g
- 小麦粉 (クッキングフラワー) 10g
- 片栗粉 (コーンスターチでも可。) 10g
- 油 適量
- おろしにんにく 5g
- ごま油 5g
- ☆コチュジャン 30g
- ☆しょうゆ 5g
- ☆ケチャップ 10g
- ☆砂糖 10g
- ☆酒 20g
- ☆穀物酢 15g
- 白ごま 8g
フライドチキンの衣に小麦粉だけを使うとベタベタしてしまいます。衣に片栗粉やコーンスターチを混ぜるのが、サクサクのフライドチキンを作るコツです。クッキングフラワーは、普通の小麦粉よりも粒子が粗く、ベタベタしにくい商品なので、揚げ物の衣の材料としておすすめです。
日本のコチュジャンは甘みが強いので、韓国食材店で購入したコチュジャンを使うのがおすすめです。
ヤムニョムチキンの作り方
- 鶏モモ肉の表面をペーパータオルで拭き、30gに切ります。
- 鶏モモ肉に塩、こしょう、おろしにんにくをすり込む。
- 小麦粉と片栗粉を鶏肉の表面にまぶす。
- 油を熱し、鶏肉を10分揚げる。
- 金網に乗せて油を切る。
- おろしにんにく、ごま油をフライパンにいれて火にかけ、にんにくの香りがでるまで炒める。
- コチュジャン、しょうゆ、ケチャップ、砂糖、酒、穀物酢をフライパンに加えて弱火にかけます。
- ソースがふつふつしてきたら火を止め、鶏肉をフライパンに加えて良く混ぜます。
- 皿に盛り、白ごまをふりかけます。
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