回鍋肉ってどんな料理??
ホイコーローは中国の四川料理の一つです。
ホイコーローを直訳すると「肉を鍋に戻す」という意味になります。
古代中国では、祭りの際に、ゆでた豚肉の塊が貢物として提供されました。 祭りの後は豚肉を無駄なく食べるため、薄く切って野菜と炒めます。
ホイコーローという名前の由来は、茹でた豚肉を鍋に戻して炒めることからきています。
本場四川のホイコーローは、茹でた豚肉と蒜苗(葉ニンニク)を炒め、豆板醤で味付けしたものです。 一般的には豚バラ肉が使われます。 蒜苗(葉ニンニク)はネギのようなものです。
日本のホイコーローは蒜苗(葉ニンニク)の代わりに、手に入りやすいキャベツを使います。 味付けは甜麺醤を多く使っているので辛さ控えめです。
ちなみに甜麺醤は「Sweetened Soybean Paste」と書かれることもありますが、元々は小麦粉から作られているため、Soybeanは誤解です。 近年では大豆を原料とした甜麺醤も製造されています。
実際に四川省の人が作るホイコーローを食べてみると、普段食べているホイコーローとは全く違うと感じました。
しかし、味付けや材料は異なりますが、ホイコーローは日本で広く普及しています。
日本ではホイコーロー以外に甜麺醤が使われることはほとんどありません。 私は中華料理店のシェフに教えてもらい、甜麺醤を赤味噌と砂糖で代用しています。
豆板醤・甜麺醤・コチュジャンの違い
豆板醤:そら豆を原料とした中国の発酵調味料。 本来は唐辛子は入っていませんが、現在は唐辛子を加えるのが主流です。 加熱すると良い香りが漂います。
甜麺醤(テンメンジャン) :小麦粉を麹で発酵させ、砂糖や香辛料で味付けした甘い味噌です。 こちらも中華調味料です。
コチュジャン:もち米に麹を付け、唐辛子などを加えて発酵させたもの。 甘さと辛さの両方を備えた韓国の調味料です。
材料(3人分)
- キャベツ 1/4個(350g)
- ピーマン 4個(160g)
- 豚ロース肉 200g
- 小麦粉(クッキングフラワー) 10g
- にんにく 8g
- 生姜 8g
- 豆板醤 8g
- ごま油 適量
- ☆赤味噌 40g
- ☆砂糖 18g
- ☆醤油 10g
- ☆酒 15g
回鍋肉の作り方
➀キャベツはざく切り、ピーマンは細切りにします。
②豚ロース肉に片栗粉をまぶします。
③にんにく、生姜はみじん切りにする。
④フライパンにごま油を熱し、豆板醤、にんにく、生姜を中火で香りが出るまで炒めます。
⑤豚ロース薄切り肉を炒めます。
⑥キャベツとピーマンを炒めます。 豚肉を皿に取り出します。
野菜は豚肉に比べて火が通るのに時間がかかるので、豚肉と野菜を一緒に炒めると豚肉に火が通りすぎてしまいます。 また、野菜から出る水分で全体がべたべたになりがちです。 面倒でも野菜と肉を別々に炒めた方が良いでしょう。
⑦ 赤味噌、砂糖、醤油、酒を混ぜます。
⑧フライパンに豚肉と調味料を入れて強火で炒めます。
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