
お雑煮とはどんな料理?
お雑煮とは、日本の元旦の朝に食べられる、お餅が入った汁物のことです。 お餅は欠かせない主役ですが、その他の具材は地域や家庭によってさまざまで、大根、ニンジン、里芋、ネギ、ホウレン草、鶏肉、かまぼこなどが使われます。 「雑煮」という名前の由来は、さまざまな具材を一緒に煮込むことから「いろいろなものを混ぜて煮る」という意味に由来しており、人々に活力を与える食べ物として、お正月の間ずっと食べ続けられています。
お雑煮の歴史
お雑煮の歴史は長く、平安時代(794-1180年)の文献にもその記述が見られます。 古代の日本人にとって、お餅は豊作のシンボルでした。そのため、大晦日には神様にお餅を供え、元旦にお雑煮として食べるという習慣が生まれ、現在まで受け継がれています。 室町時代(1336-1573年)には、京都の貴族たちがお正月以外のお祝いの席でもお雑煮を食べるようになり、当時は丸餅と味噌が一般的でした。 江戸時代(1603-1868年)になると、人々の往来とともに全国のお正月メニューとして定着しましたが、お米(お餅の原料)は高価だったため、庶民は里芋を代用していました。その名残で、現在でも里芋はよく使われる具材の一つです。
地域ごとの特徴と多様性
伝来当初は江戸でも味噌味が食べられていましたが、次第に醤油味が主流になりました。しかし地域による違いは大きく、例えば以下のような個性豊かなお雑煮があります。
- 出雲地方:小豆を使い、まるで「ぜんざい」のような見た目のお雑煮。
- 岩手県:すりつぶしたくるみに砂糖と醤油を加えたタレにつけて食べる「くるみ雑煮」。
- 東西の違い:「円満」を象徴する丸餅が主流の西日本に対し、一度にたくさん作れる四角い餅が人気を集めた東日本。
我が家のお雑煮の思い出とこだわり
誰にも、それぞれの家庭や地域ならではの「思い出の味」があるはずです。 投稿者様には、次のような温かいエピソードとこだわりがあります。
おばあちゃん家の思い出
お正月には大分県のとても田舎にあるおばあちゃんの家に帰省し、おばあちゃん特製のおしるこや、「味噌味で、手作りの餡子入り丸餅(よもぎが混ぜ込まれていることが多い)」が入ったお雑煮を食べていました。これが今でも心に残る思い出の味です。

現在のお餅作りとこだわり
最近は自分で餅つきをするのが難しいため、購入した乾燥角型餅を使うこともありますが、ホームベーカリーを手に入れてからは自宅で簡単に手作り餅が作れるようになりました。

また、普段の料理では顆粒だしを使いつつも、「お雑煮くらいは自分でしっかりだしをとる」というこだわりがあります。お餅は香ばしく焼いてから入れ、少し溶けて柔らかくなった食感を楽しむのがお気に入りです。
5. 基本のレシピ(一般的なすまし汁ベース)
※本記事で紹介されている、定番のすまし汁仕立てのレシピです。
■ 栄養成分(1人分あたり)
エネルギー 159 kcal / たんぱく質 4.2g / 脂質 0.4g / 炭水化物 32.3g / 食塩相当量 1.7g
■ 材料
- 合わせだし:昆布だし(水 1000g + 昆布 10gを3時間水出ししたもの)と、かつおだし(熱湯 600g + かつお節 20gをいれてすぐ火を止め、沈んだらザルでこしたもの)を合わせて180g用意。
- しいたけ
- ニンジン:15g
- 醤油:8g
- みりん:5g
- 酒:5g
- お餅(ライスケーキ)
- かまぼこ:10g
- かいわれ大根:5g



日本料理の味の決め手となる「出汁(だし)」の基礎知識や、旨味を引き出すコツについては、こちらで詳しくご紹介しています! 日本の伝統的な出汁についての詳細はこちら
■ 作り方
- 昆布を3時間水に浸してじっくりだしをとります(ぬめりを出さないため)。
- お湯を沸かしかつお節を入れてすぐに火を止め、沈んだらこして「かつおだし」を作ります。昆布だしと合わせて「合わせだし」にします。
- 合わせだし180gを鍋に入れて加熱し、しいたけと薄切りにしたニンジンを加えて柔らかくなるまで煮ます。
- 醤油、みりん、酒を加えます。
- 魚焼きグリルまたはトースターを使い、アルミホイルに薄く油を塗ってから(くっつき防止)、お餅を3分間焼きます。
- 椀にスープを注ぎ、焼いたお餅、かまぼこ、かいわれ、しいたけ、ニンジンをのせて完成です。



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