
きびなごの南蛮漬け
きびなごは、体に走る美しい銀色の縞模様が特徴の、小さく細長い魚です。主に西日本の暖かい沿岸部で水揚げされます。カルシウムやオメガ3系脂肪酸などの栄養が豊富で、丸ごと食べられるのが魅力です。
日本で使われる「南蛮」という言葉は、古くはポルトガルやその文化を指していました。一説には、ポルトガルの探検家たちが持ち込んだ「エスカベッシュ(肉や魚を揚げて甘酢に漬け込む料理)」が、現代の日本の南蛮漬けへと進化したと言われています。
この料理は、魚を油で揚げてはいますが、酢をベースにしたマリネ液に漬けることで、非常にさっぱりとした味わいになります。冷やしても美味しくいただけるため、暑い夏の日にもぴったりです。また、彩り豊かな野菜をたっぷり摂れる人気のメニューでもあります。
栄養成分(合計)
| 項目 | 推定カロリー |
|---|---|
| きびなご (200g) | 180 kcal |
| 片栗粉 (20g) | 66 kcal |
| 揚げ油 (吸油量 約20g) | 184 kcal |
| 野菜(玉ねぎ、人参、ピーマン) | 60 kcal |
| ☆調味料 | 115 kcal |
| 合計 | 605 kcal |
- たんぱく質: 約35g(主にきびなご由来)
- 炭水化物: 約55g(片栗粉、砂糖、野菜由来)
- 脂質: 約25g(主に揚げ油由来)
美味しく作るコツ
- カルシウム補給: きびなごは骨ごと食べられるので、カルシウムが非常に豊富です。
- 塩分について: 醤油40gには約6gの塩分が含まれています。塩分を控えたい場合は、減塩醤油を使うか、お酢の割合を増やして「酸味」を効かせると満足感が維持できます。
- サクサク感: カロリーを抑えるには、油の温度を160℃〜180℃に保って揚げることが大切です。適切な温度で揚げると、衣が余分な油を吸いにくくなります。
材料(2人分)
- メイン: きびなご 200g、片栗粉 20g、揚げ油 適量
- 補足: 小アジやイワシでも美味しく代用いただけます。
- 野菜: 玉ねぎ 100g、人参 35g、ピーマン 30g
- ☆マリネ液: 酢 60g、砂糖 10g、みりん 20g、醤油 40g、鷹の爪(輪切り) 1g
作り方
- 下準備: きびなごをよく洗い、ペーパータオルで水分をしっかり拭き取ります。ビニール袋にきびなごと片栗粉を入れ、袋を振って全体に粉をまぶします。
- 揚げる: 余分な粉をはたき落とします。160℃の油できびなごを約5分間、カリッとするまで揚げます。揚げた後は網やペーパータオルの上で油を切ります。
- 野菜を切る: 玉ねぎ、人参、ピーマンをそれぞれ極細の千切りにします。
- マリネ液を作る: 耐熱ボウルに酢、砂糖、みりん、醤油、鷹の爪を入れて混ぜ合わせます。そこに千切りにした野菜を加え、さらによく和えます。
- 加熱: 野菜入りのマリネ液を、電子レンジ(600W)で2分間加熱します。
- 漬け込む: 揚げたてのきびなごが温かいうちに、野菜たっぷりのマリネ液に加えます。全体に味が馴染むよう、優しく混ぜ合わせれば完成です。
ワンポイントアドバイス
- お召し上がり方: 出来立てでも美味しいですが、冷蔵庫で冷やすと味がより染み込んで格別です!
- 作り置き: 日持ちがするので、忙しい平日のための「常備菜」としても最適です。
【冷やして食べるなら】和の薬味でさわやかさアップ!

きびなごの南蛮漬けは、冷蔵庫でしっかり冷やしても美味しくいただけます。冷たくして食べる際にぜひ試していただきたいのが、和の薬味を使ったアレンジです。
お皿に盛った後、細切りの大葉(しそ)とミョウガをたっぷりと天盛りにします。 揚げ物のコクとお酢の酸味に、大葉の爽やかな香りとミョウガのシャキシャキとした食感が加わり、驚くほどさっぱりとした味わいに。暑い日や、食欲がないときにもぴったりの、極上の一皿になりますよ。
📖この記事の英語版はこちらをご覧ください![Crispy & Tangy: Kibinago Nanbanzuke Recipe (Marinated Fried Silver-stripe Herring)]


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