タケノコごはん
たけのこを混ぜ込んだ炊き込みご飯です。
春先になると新鮮なタケノコが店頭に並び始めます。
市販の煮タケノコも美味しいですが、生のタケノコは味も風味も格別です。
油揚げや鶏肉、にんじんなどと一緒に煮ても美味しいですが、このレシピはシンプルにたけのこだけを使います。
旬の短い期間しか味わえないタケノコの美味しさを存分に味わっていただけます。
タケノコってどんな食材ですか??
竹の地下茎から出てくる若い茎をタケノコといいます。
竹は成長が早く、1日に数十センチも伸びることもあります。 タケノコは漢字で「筍」と書きます。 この漢字は、タケノコが10日で竹になるという意味を持っています。
余談ですが、竹の花は100年に一度しか咲かないと言われています。 竹の花は一斉に咲き、竹林は一斉に枯れる。 このため、竹の花が咲くのは縁起が悪いと言われることもあります。
タケノコの代表的な品種は孟宗竹です。 直径は10~15センチほどで、褐色の肌には細かい産毛が生えています。 食感は柔らかく風味豊かです。
また、煮る、焼く、炒める、タケノコご飯など、さまざまな調理法に使えます。
日本国内の主な産地は九州、四国、関西地方です。 東北地方でも収穫されていますが、孟宗竹は寒冷地では栽培が難しく、収量は多くありません。 収穫時期は3月から5月です。 出回る期間は短いですが、店頭に並び始めると春の到来を感じます。
淡竹という品種は寒さにも比較的強いため、日本各地で栽培されています。 しかし、市場にはあまり流通しておらず、スーパーなどで見かけることはほとんどありません。 タケノコ狩りで入手したり、直売所で購入したりするのが一般的です。
ラーメンのトッピングに使用されるメンマは麻竹を乳酸発酵させて作られています。
アク抜きとは?
タケノコは収穫後すぐは生で食べることができますが、時間が経つと灰汁が多くなるため、「アク抜き」という作業が必要になります。
手間はかかりますが、この時期に採れる生のタケノコは格別に美味しいです。 新鮮なタケノコを手に入れたら、アク抜きを試してみてください。
用意するもの
(※タケノコの大きさやお湯の量によって変わりますので、あくまで目安です。)
- 米ぬか 80g
- 赤唐辛子 1.5g
- 大きな鍋
- タケノコが隠れるくらいの水
手順
ステップ1:底の固い部分と先端の6cmほどを切り落とし、先端から垂直に2~3cmの深さの切り込みを入れます。
ステップ2:鍋にタケノコ、米ぬか、赤唐辛子を入れ、タケノコがかぶるくらいの水を加えます。
ステップ3:強火で加熱します。
ステップ4:沸騰したら弱火で40分〜1時間煮ます。 タケノコが浮かないように重石を乗せると良いでしょう。
ステップ5:タケノコの根元に串を刺してみて、すっと通ったら火を止めます。
ステップ6:お湯の中に入れたまま冷めるまで待ちます。 こうすることで、タケノコの灰汁をしっかりと抜くことができます。
ステップ7:水洗いしてぬかを取り除き、皮をむきます。
ステップ8:先端から真ん中の部分を縦に切り、下の部分は横に切ります。青丸の部分をナイフで切り取ります。


穂先は柔らかいので「若竹煮」に、根元はタケノコご飯に使います。
材料(5人分)
- 灰汁抜きしたタケノコ 180g
- 米 320g
- ☆うすくちしょうゆ 40g
- ☆酒 20g
- ☆水 460g
タケノコごはんの作り方
①お米は洗って20分ほど水に浸しておきます。
調味料を先に入れるとご飯が吸水しにくくなるので、調味料は炊く直前に加えてください。
②醤油、酒、水を加えて軽くかき混ぜます。
③ご飯の上にタケノコをのせて炊きます。
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