ハヤシライスってどんな料理??
ハヤシライスとは、牛肉と玉ねぎをデミグラスソース、赤ワイン、トマトピューレで煮込み、ご飯の上に乗せた料理です。
オムライスやとんかつと同じく日本で独自に発展した洋食の一つです。 見た目はカレーに似ていますが、スパイスを使っていないので辛くはありません。
デミグラスソースは家庭にあまりないので、家にある材料で作れるようにレシピをアレンジしました。
近年は、インスタント固形ルーやレトルト食品が数多く市販されています。
トマトの酸味と牛肉のコクが感じられます。 ぜひ試してみてくださいね~!
デミグラスソース
ブラウンルー(小麦粉をバターで茶色になるまで炒めて冷ましたもの)とフォン・ド・ヴォー(子牛肉、玉ねぎ、人参、セロリを煮込んだスープ)を合わせて煮込み、ワインとハーブを加えます。
子牛の身に含まれる天然のゼラチンと塩により、煮詰めるととろみや塩味が出る為、小麦粉(ルー)の量は少なめです。
デミグラスソースは本格的に作ると手間がかかるため、ハヤシライスやビーフシチューのレシピには缶詰のデミグラスソースが使われることが多いです。
ハッシュドビーフ・ビーフストロガノフについて
ハッシュドビーフとは「細かく切った肉」という意味です。 19世紀以前から欧米で作られてきたハッシュドビーフにはデミグラスソースは使われません。
同じ名前ですが、洋風と和風のハッシュドビーフは実は全く違います。 日本ではハヤシライスはハッシュドビーフとほぼ同じ扱いです。
日本人にとってハッシュドビーフはデミグラスソースのみ、ハヤシライスはそこにトマトソースが加わっていると認識されています。
ビーフストロガノフはロシアとウクライナの国民食です。 牛肉、玉ねぎ、キノコを炒め、牛乳とサワークリームで煮ます。
日本ではサワークリームが入手しにくいため、デミグラスソースを加えることが多いです。 このため、ビーフストロガノフであってもハッシュドビーフやハヤシライスとほぼ同様に扱われます。
ビーフシチュー
ハヤシライスやハッシュドビーフの具材は基本的に薄切りの玉ねぎと牛肉、ビーフシチューにはにんじんとじゃが芋が使われます。 牛肉も比較的大きめの塊肉を使用します。
ご飯にかけるのではなく、メインディッシュとしていただきます。
材料(約4人分)
- 玉ねぎ 400g
- バター 10g
- 牛バラ 250g
- 塩 2g
- コショウ 適量
- 小麦粉 20g
- ウスターソース 25g
- ケチャップ 100g
- 赤ワイン 100g
- トマト缶 200g
- 水 300g
- 砂糖 4g
- ローリエ 2枚
- ごはん お好みで。
ハヤシライスの作り方
①玉ねぎを薄く切ってバターで炒める。薄く茶色く色づいてきたら皿に取り出す。
②牛バラ肉を炒めて塩コショウで味付けする。
③玉ねぎを鍋にもどす。
④小麦粉を全体にまぶしてから炒める。
⑤ウスターソース、ケチャップ、赤ワイン、トマト缶、水、砂糖、ローリエを加えて20分煮込む。
⑥炊いたご飯にかける。
コメント