里芋グラタンってどんな料理??
旬の里芋、鶏肉、玉ねぎ、きのこを使ったグラタンです。
里芋を使うと自然な粘りが出るので、失敗しにくいです。 ホクホクの里芋の食感をお楽しみください。
正直、里芋は皮をむくのが面倒なので使いたくないです。 でも美味しいので毎年作ってます。
里芋について
日本ではサトイモ、ジャガイモ、ヤムイモ、サツマイモなどがイモ類に分類されます。
タロイモは縄文時代(紀元前13000年~紀元前500年。正確ではありません)に海外から日本に伝わったといわれています。ジャガイモやサツマイモが普及したのは江戸時代ですから、いかに古くから里芋が親しまれてきたかが分かります。
大きな里芋(おやいも)の周りに小さな里芋(まごいも)が生えています。 親は親、孫は孫を指します。このため里芋は五穀豊穣や子孫繁栄を象徴する縁起物となっています。
「中秋の名月」と呼ばれる日に行われる行事を「お月見」といいます。
秋には主食である米やジャガイモが収穫されます。 古代の人々は月を愛で、収穫の喜びを分かち合い、感謝していました。
お月見の日には、満月に見立てた丸い形の食べ物をお供えします。 江戸時代には秋に旬を迎える里芋をお供えするのが一般的でした。 (最近では里芋より団子が一般的です。)
里芋の成分について
里芋の独特のねっとりとした食感は、「ガラクタン」と呼ばれる水溶性食物繊維とグルコマンナンによるものです。里芋が濡れるとぬるぬるするのは、水溶性食物繊維が水に溶けるためです。里芋の皮をむくときは、水に濡れると滑りやすいので注意してください。
また、里芋を洗ったり切ったりすると、シュウ酸カルシウムのせいで手がかゆくなることがあります。すぐに治まりますが、肌が弱い方は手にぴったりフィットするゴム手袋を使用することをお勧めします。
里芋を切ると外側が赤くなったり、中に赤い斑点が出たりすることがあります。これはポリフェノールの一種であるアントシアニンが酸化されてしまうためです。食べても問題ありませんが、風味が劣化しやすいので、お早めにお召し上がりください。
材料
- 里芋 350g
- 塩 1g
- 鶏もも肉 150g
- 玉ねぎ 150g
- にんにく 8g
- バター 5g
- しめじ 40g
- エリンギ 40g
- 塩 3g
- 小麦粉 12g
- 牛乳 500g
- 水 100g
- チーズ 120g
里芋グラタンの作り方
①里芋の皮をむきます。
②里芋は洗って一口大に切ります。
③里芋に塩をもみ込み、水洗いする。
④鶏もも肉は一口大に切り、玉ねぎ、にんにくは薄切りにします。
⑤フライパンに里芋、鶏もも肉、玉ねぎ、にんにく、バターを加えて炒めます。
⑥玉ねぎがしんなりしたら、しめじ、エリンギを加えて炒めます。
⑦火を止め、塩、小麦粉を全体にまんべんなくまぶします。
⑧よく混ぜ、牛乳、水を加えて中火で煮ます。
⑨とろみがついたら火を止めます。
⑩耐熱皿に盛り、チーズをのせる。
⑪250℃に予熱したオーブンの中段で20分焼きます。
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