千枚漬けってどんな料理??
千枚漬けは京の漬物の一つで、すぐき漬け、しば漬けとともに京都三大漬物の一つとされています。 京野菜「聖護院かぶ」がよく使われます。
聖護院かぶは、成長すると2~5kgにもなる日本最大級のカブです。 旬は11月上旬から3月上旬まで。 主に京都府亀岡市で生産されています。千枚漬けの他に「かぶら蒸し」という料理も有名です。 聖護院かぶらをすりおろしてメレンゲと混ぜ、うなぎにかけて蒸した料理です。
かぶを1,000切れとも言われるほど薄く切ることから、この名前がついたと言われています。 かぶは季節によって手に入りにくいので、大根を使っています。 スライサーを使えば簡単です。京セラのセラミックスライサーは、何年経っても切れ味が持続するので愛用しています。
昆布を一緒に漬け込んでいるので少し粘りが出ます。傷んでいるわけではありません。日本の伝統的な漬物は発酵させて長期保存が可能ですが、千枚漬けは発酵させません。日持ちは短いので数日で食べきりましょう。
刺身などと一緒におつまみとして食べるのがおススメです。ご自宅で京都の味をお楽しみください♡*゜
材料
- 大根 450g
- 米酢 90g
- 砂糖 60g
- 塩 10g
- 昆布 2×6㎝
- 唐辛子 適量
大根はカブよりも少し辛みが強いです。また、食感もカブよりも少し硬いです。千枚漬けには大根の真ん中より上の部分を使います。大根の下の方にいくほど水分が少なく、辛い成分が多く含まれています。
穀物酢は、米、トウモロコシ、小麦、酒粕など複数の原料を使って作られています。米酢は穀物酢よりも酸味がマイルドなので、千枚漬けには米酢を使うのがおすすめです。ただし、コスパを考えると穀物酢を使うのも悪くありません。
千枚漬けの作り方
- 大根の皮をピーラーでむきます。
- 大根を1.3mmの厚さにスライスします。(大根が大きい場合は、縦半分に切ります。)
- 米酢、砂糖、塩を耐熱容器に入れて、電子レンジで30秒加熱します。砂糖が溶けやすくなり、酢の酸味がまろやかになります。
- 昆布の表面をペーパータオルで拭き、適当な大きさに切ります。
- すべての材料をビニール袋に入れて空気を抜き、口を閉じます。
- 冷蔵庫で一晩置きます。
もう一つの方法は、大根に塩をふり、水気を絞ってから酢に漬ける方法です。この場合の塩の量は、材料の1%程度です。
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