若竹煮
わかめとたけのこを煮て醤油で味付けした、春先の定番レシピです。
採れたてのたけのこは特に香りも味も抜群です。準備に時間がかかりますが、ぜひお試しください。
調理時間を短縮したい場合や、生のたけのこが手に入らない場合は、市販の加工品たけのこを使ってください。
加工品たけのこは水に漬けてパックされています。チロシンという白い物質が含まれているので、軽く洗って取り除いてから使ってください。
わかめは「乾燥わかめ」ではなく「生わかめ」と表示されているものを使用してください。
生わかめはスーパーの鮮魚コーナーで売られています。市販の乾燥わかめよりも肉厚で風味もよいです。
生わかめってどんな食材?
生わかめは日持ちしないので、市場では乾燥品や塩漬け品が売られています。生わかめとして売られているのは、湯通しして塩漬けにしたものです。
生わかめは濃い緑色ですが、海の中では茶色です。
わかめにはクロロフィルのほかに、フコキサンチンなどの赤色色素が含まれています。クロロフィルはアルカリ性で安定し、フコキサンチンは75度以上の温度で緑色に変わります。
わかめは灰干し(アルカリ性になる)したり、湯通し(75度以上)すると鮮やかな緑色になります。
材料(5人分)
- たけのこ 700g
- 米ぬか 80g
- 赤唐辛子 1.5g
- 茹でたたけのこ (400g)
- 生わかめ (200g)
- 薄口醤油 (30g)
- 濃口醤油 (20g)
- 砂糖 (20g)
- みりん (20g)
- 酒 (20g)
- だしの素 (4g)
- 水 (400g)
若竹煮の作り方
たけのこの下処理
手順1:根元の固い部分と穂先を6cmほど切り落とし、穂先から縦に2~3cmの切り込みを入れます。
手順2:鍋にたけのこ、米ぬか、唐辛子を入れ、たけのこがかぶるくらいの水を入れます。
手順3:強火で加熱します。
手順4:沸騰したら弱火で40分~1時間煮ます。たけのこが浮かないように重しを乗せるといいでしょう。
手順5:たけのこの根元に串を刺してみて、すんなりと通ったら火を止めます。
手順6:お湯につけて冷めるまで待ちます。こうすることでたけのこの灰汁を全部抜くことができます。
手順7:水で洗って、ぬかと皮を取り除きます。
手順8:穂先から真ん中の部分を縦に切り、下の部分を横に切ります。青く囲った部分を包丁で切り落とします。
わかめとたけのこの調理手順
手順 1: わかめを洗って水を切ります。
手順 2: わかめを 5cm くらいの適当な長さに切ります。
手順 3: 下処理の済んだたけのこを好みの大きさに切ります。
手順 4: 鍋にたけのこ、わかめ、薄口しょうゆ、濃口しょうゆ、酒、みりん、砂糖、だしの素、水を入れて火にかけます。
手順 5: 煮汁が半分くらいになったら火を止めます。
手順 6: しばらく置いて、たけのこに味を染み込ませます。
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